沖ノ鳥島周辺海域での漁獲概要

*沖ノ鳥島周辺の排他的経済水域

沖ノ鳥島周辺海域での操業結果

  • 都は、平成17年度から、小笠原島漁業協同組合による沖ノ鳥島周辺海域での漁業操業を支援している。
  • 平成17年度は周辺海域の広い範囲で漁場を探るため、<延縄漁業>を行い、ビンナガを中心とした合計56.3トンの漁獲があった。
  • 平成18年度からは、地元小笠原の漁法である<立て縄漁業>による操業を行い、魚価の高いキハダを中心とした漁獲があった。

漁獲状況(年度別)

沖ノ鳥島周辺海域で操業する漁船と漁具

  • 平成17年度は、沖ノ鳥島周辺海域の広い範囲で漁場を探るため、「第五有漁丸」が<延縄漁業>で操業した。
  • 平成18年度からは、「第三海洋丸」が地元小笠原の漁法である<立て縄漁業>で操業している。

平成17年度 第五有漁丸(19トン)

第五有漁丸
延縄漁業

平成18年度以降 第三海洋丸(19トン)

第三海洋丸
立て縄漁業

沖ノ鳥島海域における浮魚礁の設置

設置の経緯

  • 都では、沖ノ鳥島周辺海域における漁業操業支援の一環として、大型回遊漁などの漁場を造成することを目的に平成18年度に「大水深中層浮魚礁」を3基設置した。

浮魚礁とは

  • 魚類などの水産生物が、水中の物体に集まる習性があることを利用して、漁業の対象となる魚類などを特定の海域に誘導することにより、漁獲の効率化を図る目的で設置する人工の構造物
  • 魚類などが水中の物体に集まる習性は、古くから知られ、孟宗竹などを数本束ねて係留し魚を集める漁法が営まれており、我が国では江戸期に始まると言われる「シイラ漬け」、東南アジアや沖縄の「パヤオ」などがある。

沖ノ鳥島海域に設置する浮魚礁(大水深中層浮漁礁)の概要

沖ノ鳥島海域に設置する浮魚礁(大水深中層浮漁礁)の概要

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