保全対策工事の経過

  • 沖ノ鳥島は、我が国の領土としての歴史をもっているが、厳しい自然環境に長い間さらされ、以前は、サンゴ礁の中にいくつかあった小島が、近年では2つの小島(東小島・北小島)が海面上に残るのみとなった。
  • そこで、この2つの小島の水没を防ぐため、1987年(昭和62年)から1993年(平成5年)にかけ、建設省(当時)による2回の保全対策工事が実施され、東京都も費用の一部を負担した。今見ることのできる東・北小島及び観測所基盤の円形のコンクリートや、観測施設と呼ばれている高床式の建物は、この時の工事により設置されたもの。
  • その後も国(現在は国土交通省)により、管理保全が行われている。

保全対策工事の経過

1987年
(昭和62年)
都による海岸保全区域の指定、建設省による保全対策工事の開始
1988年
(昭和63年)
作業基地(現在の観測施設)の据付工事
1989年
(平成元年)
東・北小島の保全対策工事完了
1990年
(平成2年)
観測所基盤の保全対策工事開始
1993年
(平成5年)
観測所基盤の保全対策工事完了
1998年
(平成10年)
東小島にチタン製ネットを設置
1999年
(平成11年)
海岸法の改正(建設省による直轄保全区域に指定、都による海岸保全区域は解除)
全額国費による直轄管理の開始

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