東京都島しょ農林水産総合センターは、農林水産業の一体的振興による、島しょ地域（伊豆諸島、小笠原諸島）の活性化を目指して「島しょ地域農林水産戦略構想」を策定しました。

1　「島しょ地域農林水産戦略構想」の概要

本文はこちら（島しょ農林水産総合センターのホームページ）

• 島しょ地域の農林水産業の現状を踏まえ、農業・林業・水産業の個別的な枠組みに捉われることなく、観光等との連携も図りながら、町村と生産者が協働して推進する構想です。
• 三つの基本戦略と地域特性を踏まえた島別振興方策で構成しています。

戦略1　パワフルで自立した基幹産業の実現

• ブランド化の推進（東京ブランドの確立、ブランド情報の発信）
• 販売力の強化（共同出荷の推進、多用な販路の開拓）
• 多用な担い手の確保・育成（自立までの熟度に応じた技術指導）
• 健康・安全・安心を重視した取組（生産管理や健康情報の発信）
• 農林水産施設の一体的利用（農林水産直売所の共同利用の推進）

戦略2　活力ある生産環境の再生・開発

• 遊休農地の積極的な活用（女性等によるアシタバなどの栽培促進）
• 自然災害に強い生産環境づくりの整備（耐風強化ハウス等の整備）
• 産学公連携による農地・森林・漁場の改善
• つくり育てる漁業の推進（漁場特性を活かした種苗放流や養殖）
• 沖ノ鳥島周辺海域での漁場の開拓
• 三宅島農林水産業の生産の場の一体的復興

戦略3　観光と連携した農林水産業の育成

• 地元産食材の島内流通の促進（民宿等への地元産食材の提供）
• 特産品の開発（女性等の活用、産学公連携による特産品開発）
• 都民とのふれあいの推進（トローリング大会、体験学習の開催）

島別の振興方策